夫婦で育休!とってみるブログ

30代女性管理職が不妊治療、流産を経て妊娠し、夫と共に育休をとる様子を記録するブログです。

我が家が夫婦同時育休をとることにした理由

さて、夫婦同時に育休をとると決めた経緯、検討事項を書いておきます。

 

  1. 【前提】そんなに大それた理由はない
  2. そもそも育休どっちがとるかという議論
  3. せっかく制度があるなら使った方が得だから
  4. 私(妻)一人での家事育児に自信がないから
  5. 育児についてはどちらも代行可能にしておいた方が後々便利そうだから
  6. 夫の今後の仕事は大丈夫なのか?

 

 

1.【前提】そんなに大それた理由はない

これ言っちゃうと元も子もないかもですが、特に大きな決断をした!という実感はないです。

元々の夫婦の仕事観とかキャラクターが自然に影響した感じです。

 

私は、中高女子校が影響してか「男女で決まった役割があるって変じゃない?」というタイプ。

例えば女が家事をして男が働くとかそういうやつ。

同じように教育を受けてきて同じように就職したわけだから、同じように活躍するのが当たり前だし、女性的役割とか特別身に付ける機会もなかったし。

逆に「世の当たり前」を地で行く人たちはどこでその特殊能力を身につけたのか教えてほしい。

私は掃除も洗濯も料理も、男の人と同じようにしかできない。

男の人と同じようにというのは、男女差ではなく個人差レベルってこと。

 

なので、色んなことは夫婦の中で好きに決めればいんでないの、という考えの持ち主です。

 

 

夫は元来フラットな性格で、上記のようなことも特に深く考えてないタイプ。

そう言われりゃそうだね、別になんでもいい、という感じ。

逆に私がよくある女性的な働きをするならするでそういうもんかな、と疑問を抱かないと思われる。

 

 

こんな二人ゆえに、至極フラットに検討され、ゆるく決まったのが夫婦同時育休。

 

 

2.そもそも育休どっちがとるかという議論

 

普通は妻が育休とるのが前提で、夫がどうするかって話だとは思いますが、我が家はそもそもどーするっていう議論でした。

 

当然産休は私がとるわけだけど、その後育休どうする?と。

 

私はそれまで仕事で散々産休育休を送り出してきたので、一度は自分もやってみたいという想いはありました。

一度仕事から離れる体験としても、今後の参考としても。

 

だから「私は取ってみたいと思っていて、調べたら二人とも取れるようだけどあなたはどうする?」と聞きました。

 

すると夫は「俺も休めるもんなら休みたい」とのこと。

育児参加への想いというよりは人生のバケーション的な感覚が強いと思われます。

そもそも育休は収入の低い方がとる方が合理的だと思っているそうで、その点で考えるとどちらかなら夫がとるという判断だそう。

 

だから夫としては必要な育休はむしろ自分がとるから妻も休みたければどうぞ、という感じなのかもしれない。

(保活の関係で同時に切り上げることにしているけど、元々は夫が一年、私が半年という話になっていた)

 

とにかく二人で仕事休むなんて今後もないだろうから、そんな時期があってもいいねということに。

 

 

3.せっかく制度があるなら使った方が得だから

 

お金の話でも書きましたが、せっかく休んでもお金がもらえる仕組みがあるのに使わないなんてもったいない!

こういう時のために税金払ってるってもんよ。

 

「みんな一人でやってるのに…」とか言う人もたまにいますが、みんな苦労してるんだからお前もしろという発想って不思議。

しなくていい苦労で、しなくていい方法があるなら皆それを選べるよう努力すればいいのに。

少なくとも人にとやかく言われる筋合いはないよね~ってことで。

 

 

4.妻(私)一人での家事育児に自信がないから

 

これまでの流れからなんとなく推察されているとは思うが、普段から仕事しかしてない私が急に家事育児こなすなんて….という不安はとてもありました。

 

ちなみに普段は掃除洗濯ゴミ捨てなど家事全般はほとんど夫がやっています。

食事はほぼ外食。

どこかでそう決めたというよりは、自然とそうなったというか…。

私は旅行の計画たてたり、大きい買い物の検討したり、事務的なやつを担当してます。

 

なので夫も同時育休が決まったことでほっと一安心!

 

 

5.育児についてはどちらも代行可能にしておいた方が後々便利そうだから

 

我が家では、働くことに関して男女フラットゆえ、子供が原因で起こる仕事のセーブも男女フラットに判断される見込みです。

例えば熱出したとき休むとか迎えに行くとか。

私は転勤も出張もあるので、そーいう事態も視野に入れつつ。

 

そうするとどちらかにしかできないとことがあると不便なので、小さいときから同じように二人でやれてれば安心かと。

授乳だけは夫にはできないのが残念だけど笑

 

 

6.夫の今後の仕事は大丈夫なのか?

 

こればっかりは私も何度か確認しました。

私の会社は女性が多く、ワーママなんてキャリアの妨げにはならないけど、さすがにそんな私の会社でも男の育休はほとんど聞いたことがない…。

しかも夫の仕事は男社会で、いかにも頭の固そうな公務員…。

長期育休なんてとる人前代未聞。

 

だ、大丈夫なのか?

いじめられたり日陰者になったりしないのか?

 

 

夫の回答は「別に制度があるんだから大丈夫でしょ」。

 

 

す、すごい…。

私ならできない…。

 

 

夫はとことんフラットな人で、気にしない力がゴジラ級。

そのへんマジでかなわない…。

出世欲とか野心とかも強くない人なんです。

だからきっとちょっとくらい日陰者にされたって気にせずやっていけるのでしょう。

そういうのって無敵だな~って感心してしまいました。

 

育休とることにしてからも、夫の職場ではほとんど前例がないことから、ことあるごとに人事と相談して進めている様子。

私も管理職の育休は滅多にないから会社も協力的。

多分職場側も制度を使うモデルケースが必要だからそういう意味では貢献できているのでは。

そういう時代の後押しがあってこそ、と思います。

10年前に産んでたら同じ決断はしなかったでしょう。

 

私も夫もここまでよく働いて、そろそろ一休みしてもいいかなというタイミングだったんだろうなーと。

 

スムーズに育休をとるには、職場との信頼関係やモデルとしての存在価値が大事だな、とは思います。