夫婦同時育休、制度とお金について
「夫婦同時に育休とることにした」と言うと、世のお父さんたちは「え?そんなことできるの?」という疑問をぶつけてくる。
考えたこともなかった…といった雰囲気。
まぁ、「普通」ではないよね。
私は夫婦どちらが育休とるか、はたまた同時にとるか、至極フラットに検討しました。
制度としては、夫婦同時に育休とれます。
お金ももらえます。
同時に取れるのは1歳まで、どちらかは1歳2ヶ月までとれます。
完全同時でもいいし、ずらしてとったり交代でとったり選択肢は色々あります。
数年前まではなかった制度だから、なんだかんだ政治も頑張ってくれてるんだなと思えました笑
詳しい制度はここに分かりやすく書いてありますのでご参照を。
◆制度について
パパ・ママ育休プラスとはどんな制度?具体例や申請の条件は? - こそだてハック
◆育児休業給付金(育休手当)について
育児休業給付金(育休手当)をもらう条件や計算方法は?延長できる? - こそだてハック
育児休業給付金は、
育休開始から180日は賃金の67%支給
それ以降は1歳まで50%支給
(事情によって1歳6ヶ月まで延長可能)
てことは、共働き家庭なら全然やってける!という家庭も多いのでは??
私は育休中人々がどのくらい手当てもらっているのかよく知らなかったので、この制度を知った時は働かないのにこんなにもらえるんだ…と愕然としたくらい。
我が家は完全なフルタイム共働きなので、普段から大黒柱が2本あるようなもん。
二人合わせて1年くらい半分になったところで人生のほんの一部、何の問題もないと判断しました。
てゆーか夫もとらなきゃ損じゃない?
休んでお金もらえるなんてこの先ないよね?
せめて67%もらえる3ヶ月は休んだ方が得、とすら思います。
普段たくさん払ってる税金の回収どころとも言える…
(ごめんなさい国民の皆さま、ありがとうございます)
ちなみにお金の出所は勤め先ではなく雇用保険なので、会社に申し訳ないとか思う必要はないです。
普段払ってる雇用保険てこういうところで返ってくるんだなと初めて認識しました。
そんなわけで、国の制度としては
- 夫婦同時に育休は取れる
- 育休手当も二人とももらえる
ということです。
あと懸念されるのは
- 会社に制度があるか
- 会社でそれを許される風土があるか
- 家計は苦しくならないか
くらいでしょうか。
育休の前に~流産~
2回目の体外受精で着床し、初の妊娠判定をいただきましたが、残念ながら心拍確認できず。
杉山で流産手術しました。
心拍確認できない=サイズも育ってない=流産 という診断。
流産ですとなると、自然に出てくるのを待つか手術で取り除くか選びます。
なんとなくドラマとかで見る「うっ」みたいな流血があって流れちゃう~みたいなのが流産だと思ってた。
流産といっても必ずしも流れるイメージではないのだと初めて知りました。
どうしますかと言われて、即座に手術を選択。
理由は2つ
- どうせダメなら早くリセットして次のチャレンジしたい
- いつ出てくるか分からないなんて恐ろしい
ちなみに友人で自然に出てくるのを選択した子が後にめちゃめちゃ痛くて怖かったと言ってて、やっぱり手術してよかったと再認識。
流産手術は半日会社休めばできる簡単なもの。
確か午後は出勤した気がする。
家でじんわり悲しむより気分転換に働いた方がいいかなと思って。
じっくり落ち込みたい人もいるだろうけど、私は落ち込んでる時間て辛くて無駄だと思うタイプなので。
杉山産婦人科のよいところは、何よりきれいなこと。
流産手術なんて嫌な出来事も、部屋は綺麗だしベッドも布団も清潔でふわふわだし、ホテルに泊まってるみたいで気が紛れる~。
というわけで流産。
残念だけど「妊娠できる」ということが分かっただけでも収穫だと思うことにしました。
気を取り直して3回目の体外受精にチャレンジして、今回の妊娠となりました😣
育休の前に~不妊治療について⑤~
◆体外受精3回の概要
①2016年12月
1回目の採卵で卵4個とれて、顕微で受精したのが2個。
2個いっぺんに戻しますか?と提案されたけど、少しでも双子の可能性があるのは嫌なので1個ずつにすることに。
1個は凍結。
病院にもよると思うけど、杉山は35歳までは多胎妊娠を避けるために1つずつしか戻せなくて、それ以降は妊娠率が下がるから複数個戻してOKなルールでした。
ここでも年齢ってゆーか時間との戦いなんだなと痛感。
初めての移植は着床しなかった様子。
②2017年4月
凍結した卵を移植させるだけ~ということで比較的楽な回。
生理が来たら病院行って、エストラーナテープを自分で貼って過ごす。
ここで前述のアタッチメント2万のオプションを使う。
判定はついに初妊娠!
2万払った甲斐があったってもんよ笑
しかし育たず…。
心拍確認できないまま、流産手術を受けることに。
それはまた後で書くことにします。
③2017年9月
2回目の採卵も4個くらい採って顕微やって育ったのが2個。
また1個戻して1個は凍結することに。
この1個が無事着床し、現在36週まできております。
どの回も大体5~6回通院。
自己注射にしたからそんなに行かずに済みました。
自己注射も最初ビビったけどやっちゃえば全然へーき。
むしろこのために病院行くなんて面倒だから、自己注射キット作った人に超感謝!
体外受精の良さの一つに、卵の時から写真があるってことがある。
体外受精じゃなきゃないと思うから、私はなんかそれが嬉しい。
まだ4つくらいに細胞分裂するところからエコー写真のアルバムが始まるというか。
生命ってすごいな~、この子は奇跡だな~って心から思います。
あとなんだかんだ都市伝説みたいな妊活をするより、医学に従って粛々とやるべきことをやる治療は自分に合ってた。
食べ物も生活も全然気を付けなかったし、不摂生だわ働きすぎだわ真面目な妊活ではなかったけど妊娠できた。
運がよかったのかストレスないのがよかったのか…。
もちろん漢方もいいだろうし、暖めた方がいいだろうし、睡眠も大事だし、針もいいし、食生活も気を付けるにこしたことないし、酒もやめた方がいいし…
やった方がいいことはいっぱいあるけど、いつまで続くか分からない妊活において「何かを我慢する」のはストレスになるし、頑張ってもできないかもしれないことを考えると妊活のせいで大事な今を楽しめないのは嫌だなーと…。
今となっては結果オーライだから人にアドバイスできることではないけど、そういう成功例もあるってことで一つよろしくです。
育休の前に~不妊治療について④~
まさかの④笑
本題に入るまでに産まれちゃうんじゃないかしら。
◆体外受精について
体外受精は3回やりました。
どれも顕微受精。
何が違うかというと…
普通の体外受精はシャーレの中で卵子に精子ふりかけて勝手に受精させる方法。
顕微受精は良質な精子を一つ選んで卵子に注射する方法。
合コンかお見合いかみたいな感じかな。
普通の体外受精はどの精子と受精するか分からないので自力感とか運命感があるけど、顕微は選ばれた者同士が受精するからより人工的だと思う人もいるかもしれない。
私はどっちでも気にしないタイプ。
むしろ先生が選んでくれた勇者との受精、悪くないね~って感じ笑
ただ顕微は杉山だとプラス5万するからそれが地味にもったいない気はした。
◆体外受精のお金について
ざっくり一周期で40万くらいかしら。
卵育てたり採卵したり移植したり全部入れて。
杉山は採卵やるたびに5万くらいずつ値下がりしていくシステム。
私は会社の健保から10万くらい補助があった(年に一回)けど、自治体の補助を受けられる人もいるはず。
採卵して受精させて凍結した卵を戻す(移植)だけなら10万くらいだった気がする。
だからたくさん採って受精させて凍結しておけば毎回何十万もかかるわけじゃないということ。
面白いのが、ちょいちょいオプションみたいなのがあって、お金の感覚が麻痺すること😅
凍結した受精卵を移植せる時に「アタッチメント」っていう、レーザーで受精卵を少し削って着床しやすくする工程があり、それやるとプラス2万とな。
2万は安くないけど、それで今回で終われるなら安い?!と思って即オーダー。
この2万ってのも絶妙だし、なんか結婚式のオプション色々つけてて分かんなくなる感覚に似てるなと思いました笑
育休の前に~不妊治療について③~
◆妊活病院変更
なんだか面倒になって病院から足が遠退いたのが妊活3年目くらい?
通院ストレスから解放されるとできるとかって話もあるし、なんつって。
そもそもそんなストレス抱えてないのに通院やめて何か解決するはずもなく笑
家でなんとなくタイミングとるのも面倒で😅
そんな期間が一年近くあった気がする…。
どうせ再開するなら心機一転してみようと思って病院変更。
それまでは地元で有名な不妊治療の病院に行ってたのだけど、仕事の前後に行くとなるとちょっと遠かった。
どうせなら、駆け込み寺的な病院で、かつ通って楽しい病院にしよう!と決めたのが、
杉山産婦人科 丸の内分院
妊活トークになるといつも名前が上がってた杉山。
神様仏様杉山様という人もいるくらいだった。
東京駅前のオアゾの中にあるし、綺麗だし、行ってみるか!てなわけで、転院。
確か初診の予約とるのかなり先になった気がする。
病院はキレイで広くて落ち着いてて通ってて気持ちがよかったなー。
コーヒーとか飲み物も飲めるし、ソファもわりとゆったり使えるし。
休みの日は丸の内で買い物したりして。
先生たちもサバサバして粛々とさばいてくれて、ウダウダ言わないタイプの私にとってはちょうどよかった。
体感的に不妊治療ってとにかくやるべきことを粛々とすすめるものだと思っているので。
治療の方は、また初めから一通りの検査をして、人工受精も一回やったかな?
病院通い再開するなら何よりもう手っ取り早く!と思ってたので、すぐに体外受精にステップアップを決意。
杉山産婦人科では頻繁に体外受精の説明会を開いていて、まずは夫婦でそこに参加。
この説明会が私にはとても腑に落ちてよかった。
元々体外受精ヤル気満々で行ったけど、「なぜやるか」がすごくハッキリして、期待もできた。
体外受精がいかに合理的な手法で、やらないでチマチマ他のことするのがいかに時間の無駄か、医学的に説明してもらえた有意義な説明会でした。
なにも文句は言わない夫も、多分色んな疑問が解消されたと思われる。
もしもステップアップを迷ってる人がいるならば、迷ってる暇があったらまずは説明会を聞いて正しく理解することを切におすすめします。
子供ができるって神秘だし奇跡だけど、医学的には明快なステップがあるのに、なんだか都市伝説みたいなコーティングが多い気がする。
そしてそーいうことが妊活女性を苦しめている気がする。
こうした方がいいらしい、とか言う人も
そこまでしなくていいんじゃない?とか言う人も
体外受精なんて…!とか言う人も
全員無責任な他人だしね。
そんなわけで、我が道を行く妊活はつづく…
育休の前に~不妊治療について②~
(ちょっとブレイク…)
◆不妊治療の何が嫌だったかって
治療自体は特段辛くはない。追い詰められちゃう人は性格でしょう。
原因がハッキリしててハードな治療がある人もいるけど、大半は気の持ちよう。
確かに卵管造影は痛いけど毎回やるわけじゃないし。
考えすぎちゃう人は精神的に辛いのかもしれない。
私は「子供がいない人生もアリだけどやれることはやっておきたい」というスタンスだったことと、そもそも「落ち込んだり悩んだりするのって時間の無駄」とと思っているタイプなので、精神的な辛さはなかったなー。
ただ、本当に何よりも嫌だったのは、「スケジュール調整」。
体のリズムに合わせて治療が進むから、「絶対この日に来てください」が当然ある。
しかも「この時間しかその処置やってません」とか言われる。
月5~6回病院行くとして、うち2回くらいは絶対融通きかないやつ。。。
その都度仕事の予定とにらめっこするのが本当に嫌だった!
先生に「どーしてもその日は…」とか言うと「仕事はいつでもできるけど、子供は待ってくれませんよ」と返ってくる。
もうこれお決まりのラリー。
そらそうだ。おっしゃるとおり。
できることなら私もそうしたい。
それでもどーしても外せないスケジュールとかあると、「じゃ、また来月」ってなって、そこまで通ったのがパーになる…。
そこまでして通っても絶対できるわけじゃない。
てゆーかむしろできなくて普通。
またスケジュールとにらめっこ…。
このエンドレスループが不妊治療ってやつ。
そういうのが何よりも辛かったなぁ。
というかむしろ私はそれ一択。
早くそのスケジュール調整地獄から抜け出したかった!
みなさんどうかしら。
育休の前に~不妊治療について①~
W育休について記録するブログですが、まだ産まれてないのでこれまでの道のりを少々。
私は31歳から断続的に4年間不妊治療をしました。
結果的に3度目の体外受精で授かったのが今お腹の中にいる人です🐶
そう言うと「大変でしたね…」みたいな感じになりますが、あんまり真面目に取り組んでなかったので追い詰められたりもせず、明るい妊活でした😅
◆不妊治療のきっかけ
元来まどろっこしいことが嫌いな私。
結婚して一年たって自然妊娠しないので、基礎体温どーのとか食生活どーのとかすっ飛ばして「とりあえず病院行こう!」てな具合で不妊治療スタート。
だって色々独自でやってから検査して「重大な欠陥がありました」なんてなるくらいなら、最初から診てもらった方が早いでしょ。適切かつ無駄のない処置ができるしね。
夫は色々深く考えないタイプなので笑、特に文句も言わず一緒に色々検査してくれました。
◆タイミング~人工受精
色々検査してみたものの、特に異常のなかった私たち。
原因不明ってやつですね。
不妊治療してる人のなかでもわりと多いのでは。
まずやってみたのは排卵誘発剤使いながら排卵タイミングをみて「今日明日でやって!」って言われるタイミング法。
何回かやったけど成果ナシなので人工受精にステップアップ。
人工受精って名前だけ聞くとめちゃ人工的な感じするけど、精子を卵管の側まで持っていってあげるだけだから、あくまで受精は自力なんだよね。
5~6回やってダメならほぼダメだそうな。
人工受精では問題の解決にならないってことだから別の方法にした方がよいと。
(後で体外受精について学んだ時、いかに人工受精がチマチマした治療だったかよーく分かって、早く次へ進めばよかったなと後悔。)
結局4回くらいやったけどダメだったので一旦面倒になって病院から遠ざかる…